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ただ建物をつくるのではない。
その先に広がる未来、
人と地域の幸せをつくりたい。

大久保 立樹 / 開発事業第二部 /
2016年入社

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きっかけは、阪神淡路大震災でした。

 5歳の時に阪神淡路大震災を経験。神戸の街が復興に励む様子を見ながら育ちました。街づくりとは、道路や建物をつくるだけではない。人と地域が手を繋ぎながら、ハードとソフトを織り交ぜてつくりあげていくもの。そんな感覚は当時に得たものかもしれません。
 大学・大学院では土木・都市計画を専攻。訪日外国人の観光地認知を分析するために写真アプリを開発し、観光動態調査に取り組むなど、自ら考え自らつくる日々に没頭しました。仕事も同じ。会社のブランドよりも、10年でどれだけ濃い経験をできるかを大事にしたい。どんな環境でもやっていけるような能力を身につけたい。そのように考える中で出会ったのが、何百人が関わる大規模開発ではなく、1プロジェクトに対して3〜5人が川上から川下まで責任を持って関わるヒューリック。私は迷うことなく飛び込みました。

BCPの視点、企業成長の視点、踏み込んだ提案を。

 入社後は、自治体が保有する施設の有効活用をおこなうPPP(Public Private Partnership)事業や、民間企業や大学が保有する施設の有効活用の企画・提案を担当しました。
 たとえば、ある企業寮の有効活用提案コンペでのこと。寮は老朽化しており緊急時に集合する本社ビルからも距離がある。これではBCP(事業継続計画)の観点から不安があると考え、ヒューリックの保有する都内の賃貸マンションの中で本社ビルから30分圏内の物件を寮として確保し、古い寮は老人ホームとして建替えるプランを提案。老人ホームはヒューリックが保有し、企業は安定的な地代収入を得られるというスキームです。何度も足を運び、グループ企業のシナジー効果の創出などを提案に盛り込むなど、顧客の視点を大事にして提案しました。想いが実り、無事受注。当時は入社2年目でしたが、30代の上司にサポートしてもらいつつ主体的に進めることができ、仕事の手応えを感じることができました。

廃校となった京都の小学校を、発展させて未来につなぐ。

 すべての力を注いだといっても過言ではない案件が、京都の元立誠小学校跡地活用事業です。
 地元の寄付によって作られ地元に愛された由緒ある小学校は、1928年竣工の趣あるロマネスク様式の建物。1993年に廃校となってからも、地元の方々が主体となり、映画などの文化芸術や歴史の発信拠点として活発に利用してきた背景があり、地元の方々にとって並々ならぬ想いのつまった場所でした。行政としても安全安心な場所にしたい、有効活用したいという気持ちがある。しかし、想いが強いからこそ、それぞれにこだわりもある。
 関係者の想いを汲み取る為に地元のイベントにも積極的に参加しました。うまくまとめることができず苦労した時もありましたが、最終的には宿泊施設を含めた複合施設として再生するプランを提案し、13社の中から当社が採用されました。地元の方々の活動が続けられるように自治会活動スペースやホールを配置し、文化事業による収益の一部を地元の取り組みのための基金として積み立てる制度もつくりました。
 採用後も提案のより良い実現に向け、地元の方々と行政と共に日々議論を繰り返しています。東京のオフィスで打ち合わせをしていても、地元のみなさんの顔が浮かびます。
 僕らの仕事はただ建物をつくるだけじゃない。その先に広がる未来、人と地域の幸せをつくる仕事だと実感する今日この頃です。

  • お祭りに参加した様子

  • 協議の様子

  • CAREER #02

    大久保 立樹 /
    開発事業第二部

  • 2016年新卒入社。学部時代は土木環境工学科に所属。土木計画・都市計画・交通計画をはじめ河川や空港・地盤等々の社会インフラに関して幅広く学ぶ。修士課程では人間環境システム専攻に所属し、都市計画の中でも訪日外国人の観光地認知について研究。好きなお酒や料理の知識を習得するために、イタリアンやフレンチレストラン、ビール専門店などでアルバイトした経験も。最近は街の変化を感じながらドライブを楽しむ週末を過ごす。