サステナビリティ・リンク・ボンド

当社は、2020年10月に日本初となるサステナビリティ・リンク・ボンド(以下、本社債)を発行しました。
本社債は環境省の「令和2年度サステナビリティ・リンク・ローン等モデル創出事業に係るモデル事例等の公募」に応募し、モデル性及び先駆性を有する事例と評価を受け、本公募において初のモデル事例等として選定されております。
また、本社債は環境省とその請負事業者により環境省の「グリーンローン及びサステナビリティ・リンク・ローンガイドライン」及び国際資本市場協会(ICMA)の「サステナビリティ・リンク・ボンド原則」への適合性等についての確認を受けており、SLB原則に適合する公募形式のサステナビリティ・リンク・ボンドとしては世界初(公表時点)の事例となっています。
更に、2021年2月に本社債は環境省主催の第2回「ESGファイナンス・アワード・ジャパン」の資金調達者部門において、銀賞(環境大臣賞)を受賞しました。

本社債概要

  ヒューリック株式会社第10回無担保社債
(社債間限定同順位特約付)(サステナビリティ・リンク・ボンド)
発行年限 10年
発行額 100億円
発行条件と連動するSPTs
  • 2025年までにRE100を達成
  • 2025年までに銀座8丁目開発計画における日本初の耐火木造12階建て商業施設を竣工
  • 発行条件と連動せず、2026年以降モニタリング対象となる
    SPTsも併せて設定。
利率 2020年10月15日の翌日から2026年10月15日までにおいては、年0.44%
2026年10月15日の翌日以降においては、2026年8月31日において、発行条件と連動するSPTsのいずれかが未達の場合、0.10%のクーポンステップアップが発生
条件決定日 2020年10月9日
発行日 2020年10月15日
償還日 2030年10月15日
取得格付 A+(株式会社日本格付研究所(以下、「JCR」))

SPTsと目標に対する進捗状況

1. 2025年末までのRE100達成

2012年から参入している太陽光発電事業において、2020年よりFIT制度を利用しない(以下、「非FIT」)太陽光発電設備の開発を開始しました。子会社を含むグループの使用電力をカバーする太陽光発電設備を開発することで、2025年までに100%再生可能エネルギー化(RE100達成)を目指します。太陽光発電設備により発電された電気を、小売電気事業者(PPS)となるグループ企業のヒューリックプロパティソリューションを介して、各ビルへの供給を行うことにより、日本初の「100%自社保有電源と、自社供給」のスキームによるRE100達成の予定です。本スキームにより、化石燃料によって発電された電気の料金と同等の金額で、再生可能エネルギーを扱うことが期待出来ます。今回事業展開する非FITの太陽光発電設備の開発による「RE100」の達成と長期的な事業継続は、当社が掲げているCO2排出量削減計画に大きく貢献するとともに、当社が環境長期ビジョンでも掲げる「持続可能な社会(低炭素社会&循環型社会)」を実現していきます。

進捗状況

開発した太陽光発電所概要

完成年月 立地
2020年9月 埼玉県加須市
2021年1月 千葉県千葉市

太陽光発電実績・RE100進捗率 ※2021年8月以降記載

太陽光発電実績(2020年12月末時点) RE100進捗率(2020年12月末時点)
GWh

2. 2025年末までの銀座8丁目開発計画における日本初の耐火木造12階建て商業施設の竣工

当社は、2018年より林野庁のCO2削減への取り組みである「木材利用の拡大」を受けて、製造・加工に要するエネルギー消費量の少ない木材を利用した耐火木造建築の開発を行っています。
木は、空気中のCO2を吸収し炭素を固定しながら成長するため、国土に木が豊富にあることはCO2の削減につながります。また、木材として伐採時期を迎えた木はCO2を吸収する能力が低下しているため、これらを伐採・製材し建材として利用する一方で新しい木を植えることにより、CO2をよく吸収する若い木が常に一定数存在する状態が保たれます。耐火木造建築への取り組みは、森の循環を促進し、その結果としてCO2の削減につながります。
当社の注力エリアである銀座において、日本初となる耐火木造12階建ての商業施設の開発(木造と鉄骨造とを組み合わせたハイブリッド構造)を行っており、2021年10月の竣工を予定しています。

進捗状況

2021年3月時点
建設中

森の循環

銀座8丁目開発計画概要

用途 商業ビル
所在地 銀座8丁目
アクセス JR線新橋駅より徒歩4分
構造 木造+鉄骨造のハイブリッド構造
規模 地上12階、地下1階
敷地面積 251.98m2(予定)
延床面積 2,456.54m2(予定)
設計施工 竹中工務店
外装デザイン監修 隈研吾建築都市設計事務所
竣工 2021年10月(予定)

第三者機関による検証

本社債の環境省ガイドライン及びSLB原則への適合性が環境省及びその請負業者(JCR, E&ES)により確認されています。

発行前報告書

本社債のSPTsの進捗状況は毎年JCRにより検証されています。※2021年8月以降記載

検証報告書

投資表明

本社債への投資表明をして頂いた投資家については下記リリースをご覧ください。

条件決定時プレスリリース

第2回「ESGファイナンス・アワード・ジャパン」にて銀賞受賞

本社債は第2回「ESGファイナンス・アワード・ジャパン」の資金調達者部門において銀賞(環境大臣賞)を受賞しました。詳細は下記リリースをご覧ください。

プレスリリース

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