重要課題に関連する機会とリスクと当社の取り組み

特定した重要課題について、機会とリスクの分析を行い、機会の取り込みとリスクに対応した取り組みを行っています。

環境

  重要課題 主な機会とリスク(〇:機会、●:リスク)
(E)
環境
気候変動対策
  • エネルギー利用効率化、再生可能エネルギー導入に取り組むビル・物件へのニーズの高まり
  • 環境対策規制への追加対応の必要性、空調用消費エネルギーの増加による光熱費の増大
資源の効率的利用
  • 資源を効率的に利用する設備、資源を再利用する技術に対するニーズの高まり
  • 資源が枯渇した場合、事業活動が衰退するリスク
生態系の保護と回復の
促進
  • 地域の生態系の保全を意識した不動産開発へのニーズの高まり
  • 物件地域の生態系が破壊された場合、住環境悪化
環境マネジメント体制の強化
  • 企業の本業として環境課題に取り組むことで、新たな事業機会が創出される
  • 環境経営体制不整備による環境問題対応の遅延リスク
ヒューリックの主な取り組み 貢献するSDGs
  • RE100を2023年に実質達成
  • 2029年全保有建物*1の使用電力の100%再生可能エネルギー化に向けた再エネ発電設備への投資
  • TCFD提言に即した情報開示、1.5℃経路に即した温室効果ガス排出量削減目標の設定(SBT認定取得)
  • 耐火木造建築の開発を通じたCO2削減と森林の循環促進
  • 環境配慮技術の積極的採用(MITと共同研究・開発した自然換気システム・自然採光システムの導入等)
  • ビルの長寿命設計の採用
  • 3R(リデュース・リユース・リサイクル)の推進(PC工法の採用・建築資材の再利用・プラゴミ削減等)
  • 資源を有効活用するための新技術への取り組み、採用
  • JHEP認証制度等、ラべリング制度の活用
  • 開発案件での緑化の推進
  • 取締役会の監督とサステナビリティ委員会を中心とするガバナンス体制の整備
  • 2050年を目標年とした環境長期ビジョン策定、推進

社会

  重要課題 主な機会とリスク(〇:機会、●:リスク)
(S)
社会
安全・安心な建物の提供
  • 地震・水害等の防災対策など、安全・安心な物件へのニーズの高まり
  • 耐震設計やBCP対応などへの対策遅れによる空室率上昇・不動産価値の低下
健康的で快適な生活の
提供
  • 快適で健康的・生産性の高い室内環境へのニーズの高まり
  • 自社物件内で健康被害が発生した場合、評判の低下
ビジネスパートナー/
地域コミュニティとの
共存
  • 共に持続的成長を目指すことで、相乗効果により、より良い成果が生まれることが期待される
  • 地域とのつながりを大事にしないことで評判が低下し、関係が悪化
少子高齢化への対応
  • 高齢化及びアクティブシニア層の増加による高齢者施設や病院などのニーズの高まり
  • 若年層の人口減少に伴う、採用コストの増大や介護人材不足
増加する観光客への対応
  • 中長期的には増加する観光宿泊ニーズ
  • 観光客のニーズの多様化に対応できず、宿泊客の獲得が減少する
ワークライフバランスと人材育成の推進
  • 労働環境の整備や人材育成制度の充実による従業員のやる気の向上と、採用におけるブランド価値向上
  • 様々な働き方へのサポート体制が未整備の場合、離職者増加の可能性
ダイバーシティの推進と人権の尊重
  • 多様性を尊重することで、多様な人材が集まり、業務品質・生産性が向上
  • 多様性のニーズに対応できていない場合の評判の低下の可能性
持続可能な農業の推進
  • 国内農業人口の減少に対応し、発展途上国における、低コスト・高品質な農産物ニーズの高まり
  • 気候変動や市場環境の変化に適応するための投資コストの増加
ヒューリックの主な取り組み 貢献するSDGs
  • 2029年高耐震建物*2比率100%達成(建替予定物件を除いて2025年に達成)
  • 全保有建物で自然災害リスクの確認を徹底
  • 【事業での取り組み】健康的で快適な室内環境を提供するための取り組み推進、既存/開発物件の導入設備や内装材等の仕様確認(有害物質を含まない内装仕上げ材、什器の導入)
  • 【従業員への取り組み】健康経営の推進(禁煙タイム導入や、人間ドック並みの健康診断実施等)
  • 日頃から緊密な相互コミュニケーションをとり、長期的に良好な信頼関係を構築(【テナント】顧客満足度調査の実施、テナントニーズのきめ細やかな把握・対応【取引先】管理会社や建設会社との密なコミュニケーション実施【地域コミュニティ】ヒューリック本社ビルでの夏祭りの開催、清掃活動)
  • 【事業での取り組み】高齢者ビジネスの推進(高齢者施設等の開発・投資等)
  • 【人材の確保への取り組み】フリンジベネフィットの拡充、アクティブシニアの再雇用による労働力の確保
  • 【社会貢献】ヒューリック介護福祉士養成奨学金制度の運営
  • 観光ビジネス(保有・賃貸、自社運営)の推進
  • 保有・賃貸物件と、自社運営物件とで展開するグレードを棲み分け、観光客の多様なニーズに応える(保有・賃貸:地域を限定し、ビジネスからラグジュアリーまで幅広く保有、自社運営:アップスケールホテル・高級旅館中心)
  • 妊娠、育児、介護中の従業員に向けた環境整備や従業員へ制度の周知活動
  • 生産性の高い組織づくりへの取り組み(適切な労働時間把握の徹底や働き方改革の推進)
  • キャリア開発支援等の人材マネジメント(資格取得支援制度や社内研修制度の充実)
  • ダイバーシティ&インクルージョンに対する意識啓蒙、仕組みや制度の整備
  • リモートワーク等、多様な働き方を認めた人事制度の構築への取り組み
  • 「ヒューリック人権方針」に即した事業運営
  • ベトナムでの現地企業との農業ビジネスの推進
  • 国内農業生産企業への出資を通じた連携強化と新技術の導入
  • 共同事業者を通じた新品種の情報収集、複数品種の試験栽培の通年実施
  • *1当社がエネルギー管理権原を有さない一棟貸、住宅系、非幹事共有物件と販売用不動産等を除きます。
  • *2高耐震建物とは、震度7クラスの地震に対して、人命の安全を確保し、補修をすることにより継続使用できる建物です。

ガバナンス

  重要課題 主な機会とリスク(〇:機会、●:リスク)
(G)
ガバナンス
コーポレート・ガバナンスとコンプライアンス
  • ガバナンスが機能していることで、業務の適正性が確保され、経営の信頼性が向上
  • コンプライアンス体制未整備によるコンプライアンス違反、社会的信用低下のリスク
金融市場・不動産市場の変動への対応
  • 市場の変動に対する早急な対応で競合他社と差別化
  • 不動産賃料の下落、空室率の上昇
  • 資金調達コスト上昇
災害等対策(BCP)
  • 災害発生時における安全確保の対策強化により従業員や家族の安心感につながる期待
  • 本社機能の復旧遅れに伴う事業活動再開遅延
ヒューリックの主な取り組み 貢献するSDGs
  • 取締役会・監査役会構成の多様性の向上(取締役会議長は非業務執行取締役が務める体制/社外取締役を2名増員し、社内・社外を同数に/業務執行取締役と非業務執行取締役の比率は5:7/取締役・監査役に占める女性の比率:30%)
  • 指名諮問委員会、報酬諮問委員会の設置(構成員全員が独立社外取締役)
  • 全社員を対象としたコンプライアンス研修の実施/コンプライアンス・ホットラインの設置
  • 【不動産市場】不動産のリニューアル等による競争力の維持強化/投資案件の厳格な取捨選択・機動的なポートフォリオの入れ替え
  • 【金融市場】金融機関との協力関係の構築、長期・固定の調達方針/定期的な市況の分析、社内会議による審議・報告体制の徹底
  • BCP計画の策定、年1回以上の訓練の実施
  • 災害時の保有物件の状況確認・対策検討等、外部との協力体制構築
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