耐火木造建築

当社は、2018年より林野庁のCO2削減への取り組みである「木材利用の拡大」推進を受けて、製造・加工に要するエネルギーの少ない木材を利用した耐火木造建築の開発を行っています。

  

木は空気中のCO2を吸収し炭素を固定しながら成長するため、国土に木が豊富にあることはCO2の削減につながります。また、木材として伐採時期を迎えた木はCO2を吸収する能力が低下しているため、これらを伐採・製材し建材として利用する一方で新しい木を植えることにより、CO2をよく吸収する若い木が常に一定数存在する状態が保たれます。耐火木造建築への取り組みは、森の循環を促進し、その結果としてCO2の削減につながります。

木造建築への取り組み方針

広める
「木造建築シンポジウム2019」を開催

都市部での木材需要拡大に向けて、
木造建築の可能性を広めるため、シンポジウムを開催しました

「ウッド・チェンジ・ネットワーク」に加盟

⺠間建物等における⽊材利⽤促進に向けて林野庁が主催する懇談会に加盟しています

使う
「銀座8丁目開発計画」

日本初となる耐火木造12階建ての商業施設(木造と鉄骨造を組み合わせたハイブリッド構造)の開発を⾏っています

植える
「環境植林」の実施

森林サイクルの「使う」に加えて「植える」も実施していく⽅針

使う事例 : 銀座8丁目計画(耐火木造の商業施設)

当社の重点エリアのひとつである銀座において、日本初となる耐火木造12階建て(木造と鉄骨造を組み合わせたハイブリッド構造)の商業施設の開発を行っており、2021年12月の竣工を予定しています。

特徴

    新技術

    • 日本初となる耐火木造12階建商業施設
      低層での事例はあるものの賃貸ビルで11層以上の実例はない(2019年現在)

    環境配慮

    • 外装材にも木材を利用
      木材の利用を増やし、森の循環に貢献

    BCP対応

    • 補助高架水槽と汚水槽を設置し、災害時にも72時間在館者のトイレ使用と飲料水の確保を可能にする。
    • 非常用発電機を設置し、72時間対応可能にする。
    • 銀座地区であることを考慮し、高潮対応のため設備をできる限り上層階に設置し、1mまで防潮板で対応可能にする。

広める事例① : 木造建築シンポジウム2019の開催

木造建築物のさらなる可能性を広め、CO2削減や森林保全の一助となることを目的に木造建築シンポジウム2019を開催しました。当日は800人を超える参加者があり、基調講演やパネルディスカッションを通じて木造建築の可能性と課題について理解を深めるきっかけづくりとなりました。

基調講演

隈研吾氏
(建築家・東京大学教授)
コンクリートから木へ

日本は「木の世紀」のトップランナーになりえる
●20世紀はコンクリートの時代だったがコンクリートから木に空気が変わってきた
●日本の木の技術は世界一といえる

パネルディスカッション

隈 研吾 氏
(建築家・東京大学教授)

隅 修三 氏
(東京海上日動火災保険株式会社
相談役)


亀井忠夫 氏
(株式会社日建設計 代表取締役
社長)


宮下 正裕 氏
(株式会社竹中工務店 取締役会長)

福島 敦子 氏
(ジャーナリスト)
都市部における木材需要の拡大を目指して

●中高層木造建築の増加が地域活性化を促す
●地球環境と人間環境の問題を木造建築が改善する
隈 氏  ●「木造」は日本が世界でひっぱりだこになれる分野
隅 氏  ●日本の豊富な森林資源の活用が地方創生の柱になる
亀井 氏 ●高層木造建築の計画には木材の適材適所がキーポイント
宮下 氏 ●エンジニアリングウッドの技術革新が高層木造を支える
福島 氏 ●木は持続可能社会にふさわしい未来のための素材

広める事例② : ウッド・チェンジ・ネットワークへの加盟

ウッド・チェンジ・ネットワークは、林野庁主催の⺠間建築物等における木材利用促進に向けた懇談会です。懇談会では⺠間非住宅建築物等における木材利用の促進に向け、課題の特定や解決方策、普及のあり方等について協議、検討を行い、木材が利用しやすい環境づくり、日本全国に木材利用を広げていくプラットフォームづくりに取り組んでいます。当社はこれに加盟し、継続した木材利用の促進活動を行っていきます。

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