基本的な考え方
当社は、従業員の健康は生産性の向上や企業の成長に不可欠であると考え、従業員が生き生きと元気に働き続けられるよう、職場環境づくりを推進しています。
2023年度の実績
- 従業員健康診断 受診率:100%†
- *「†」を付した項目は、統合報告書に記載されている値に対して独立した第三者機関による保証を受けています。
健康経営の推進
当社は、健康経営に本格的に取り組むため、「ヒューリック健康経営宣言」を下記の通り制定しています。
ヒューリック健康経営宣言
ヒューリックは全ての従業員が健康で能力を最大限に発揮できる職場環境を整え、一人ひとりがプロフェッショナルとして高い品質の価値提供に努めることで持続的な成長を目指します。
この理念に基づき、従業員の健康保持・増進を経営課題の一つと捉え、これまで取り組んできた健康増進に向けた施策を発展させながら、"生産性の高い組織"を維持すべく健康経営に取り組んでいきます。
ヒューリック株式会社
代表取締役社長 前田 隆也
TOPICS
健康経営優良法人2024(中小規模法人部門)の認定
当社の健康経営への取り組みが評価され、当社は、経済産業省と日本健康会議が健康経営の普及促進に向けて行っている健康経営優良法人認定制度において、2019年から6年連続で「健康経営優良法人」に認定されました。
社員の健康を保持・増進するための現在の主な施策は以下の通りです。
安全の監督・健康づくりの組織体制
推進体制
- 衛生委員会
- 健康経営フォローアップ会議
健康経営の推進に関する最高責任者を社長とし、人事管理者のほか各部室長を健康保持・増進責任者として取り組みを行っています。
原則月一回開催される「衛生委員会・健康経営フォローアップ会議」では、人事管理者及び毎年従業員から選出される委員が従業員の健康・安全を守るための活動を推進しています。外部の産業医にも毎回出席していただき、助言・指導を受けています。各会議では休暇等の取得状況や時間外労働の状況などが報告され、そこで議論された事項は、当社取締役に報告され、社内体制の見直しや目標の設定などに反映されます。また、報告される重要事項(有給休暇の取得状況や時間外労働の状況、健康診断実施状況等)については社長を委員長とするリスク管理委員会にて報告され、対応を検討します。リスク管理委員会は適宜、取締役会に報告し、取締役会の監督を受けます。
法定項目を上回る健康診断の実施
- 当社では、法定の健康診断の診療項目を上回る、人間ドック並みの健康診断を年1回実施しています。頸部超音波・内視鏡大腸検査・婦人科検診などの充実したオプション検査も全額会社負担とし、各健康診断に要する時間は出勤扱いとしています。
- 「健康診断受診率100%」を目標とし、受診率100%を維持しているほか、2018年より「要再検査受診率100%・特定保健指導の参加率100%」も目指し、経営陣による受診勧奨メッセージの発信や健康経営担当者等によるきめ細かなフォローを行っています。
- 産業医は全従業員の健康診断結果を確認し、有所見者への面談と健康指導を実施するとともに、健康に関する相談も受け付けるなど、従業員の健康維持・増進を支援しています。
- 感染症対策として、例年インフルエンザが流行する前に予防接種を受けられるようにする取り組みのほか、風しん抗体検査・予防接種なども行っています。
メンタルヘルスケアの取り組み
当社では、医療機関と連携してメンタルヘルスケアを実施しています。更に特別な診療・治療が必要と判断された従業員については、専門医や提携する専門機関を斡旋しています。また、2016年からは、従業員がメンタルヘルス不調になることを未然に防止するため、全従業員を対象にストレスチェックを開始しました。
ストレスチェック受診率
2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 |
---|---|---|---|---|
94.7% | 94.7% | 94.0% | 95.3% | 86.0% |
禁煙施策
従業員の健康増進・受動喫煙防止のため、喫煙室の完全分煙、健康保険組合による情報発信、禁煙ポスター掲示による啓蒙活動を行っています。2019年は希望者への禁煙支援として、禁煙外来の全額費用補助や禁煙タイムを設定する等の活動を開始し、2020年は更に禁煙タイムの設定範囲を拡大しました。
運動施策
健康意識の向上に向け、社内の共用部に血圧計・体組成計を設置しているほか、スポーツクラブ利用費・会社公認の部活動費の一部補助や、2022年は社内ウォーキングイベントの実施、マラソンイベント(BOOSTランニングフェスタin国立競技場)への参加など、従業員の健康増進をサポートしています。
朝食・昼食・飲料の無料提供(健康に配慮したメニュー)
規則的な食事摂取の重要性を周知し、カフェテリアにて習慣づけのための支援(健康的なメニューの昼食提供や食事・ドリンクメニューのカロリー表示)を行っています。
労働安全衛生
当社は、働きやすい環境づくりを推進する上で、安全衛生の確保を第一に考え、様々な取り組みを通じて社員の健康と安全の確保に努めています。
当社はOHSAS18001等の認証は取得していないものの、定期的なリスク評価や課題の改善により、独自の体制で労働安全を確保しています。
また、当社では労働災害の発生件数0件/各年を目標としています。当社の不動産開発に携わる施行会社等の請負業者においても、過去5年間(2019年~2023年)に死亡災害は発生していません。
なお、業務上疾病のリスクの高い業務についている従業員はおらず、また関連した訴訟等は生じていません。
今後も、職場における労働安全衛生水準の向上に継続的に取り組んでいきます。
労働安全・健康経営に関する研修の実施
当社では、従業員一人一人が安全や健康に対する意識を高め、これを継続させることを目的に、労働安全や健康増進に関する研修等を実施しています。2023年は、ヘルスリテラシー向上のため、当社健康経営の取り組み等について社内研修を実施しました。
- 受講対象者:管理職含む全社員必須
- 受講人数:218名